ドラマ「冬のソナタ」をきっかけにした韓流ブームの中で、若者を中心にK-POPは広がっていった。
近年はソロよりも複数人数のグループが多い傾向にあり、メインボーカルやメインダンサー、ラップライン(ラップを主に歌う人)など、それぞれの役割が決まっているのも特徴。
メロディや歌詞が繰り返されていて、耳に残りやすい楽曲も多い。
振り付けはヒップホップがベースにされていることが多いものの、様々なジャンルのダンスが取り入れられている。ダンスの世界大会で優勝したダンサーを振付師として起用するなど、その年の最先端のトレンドを多く取り入れているのも特徴の一つ。最先端のトレンドを積極的に取り入れられており、今までに見たことの無い新しいダンスが展開されている。
K-POPダンスはアーティストが男性か女性かにより、大きく2つに分かれる。
1曲を通しての難易度は高くとも、サビなどにキャッチーな真似しやすい振りを取り入れている場合もあり、フルではなくても多くの人が真似しやすい振付が意図的に含まれていることもある。公式がダンス練習動画をYoutubeにあげていることもあり、好きなアイドルになりきって踊ることができることもK-POPの特徴的な魅力の一つでもある。
K-POPに詳しくないスタッフが、店舗で耳にして「???」と思った用語をまとめてみました!
(K-POPお好きな皆様には常識かもしれません)
◇四大芸能事務所
歴史の長い順に「SMエンターテインメント」「JYPエンターテインメント」「YGエンターテインメント」がK-POP三大事務所として韓国のポップ音楽業界を引っ張ってきた。そこにBTSの世界的ヒットで拡大した「HYBE(旧社名:Big Hitエンターテインメント)」を加えた4社が韓国四大芸能事務所と呼ばれている。
●SM(SM Entertainment)1995年設立。韓国初の組織的・戦略的なアイドルの発掘天育成・プロデュースを行った。
所属:BoA・東方神起・SUPER JUNIOR・少女時代・SHINee・f(x)・EXO・Red Velvet・NCT・aespaなど
●YG(YG Entertainment)1996年設立。主に米国系黒人音楽をベースに発展させたK-POP会社。ヒップホップをK-POPに最もよく取り入れている芸能事務所である。
所属:PSY・BIGBANG・2NE1・WINNER・iKON・BLACKPINK・Treasureなど
●JYP(JYP Entertainment)歌手のJ.Y.Parkが1997年に設立した芸能事務所で、大きな特徴はサバイバルオーディション番組である。四大芸能事務所の中で一番先に米国音楽市場に進出した会社。
所属:TWICE・2AM・Wonder Girls・missA・GOT7・Stray Kids・ITZYなど
●HYBE(旧 Big Hit Entertainment)四大芸能事務所の中で最も遅い設立であったが、 最大のK-POP事務所になった。
所属:BTS 、TXT・Seventeen・fromis_9・ENHYPEN・LE SSERAFIMなど
◇ペン
ファンを朝鮮語式に発音したもの(朝鮮語にはFの発音がない)。「○○ペン」のようにグループ名や個人名を付けることで「○○のファン」であることを示す。ファンミーティング(ファンミ)のことを「ペンミ」と呼ぶこともある。
◇ヨジャ/ナムジャ
ヨジャ(여자)=女性、ナムジャ(남자)=男性
K-POPの女性グループは「ヨジャグループ」と呼ばれる。
◇カムバ
アーティストがアルバムをリリースし、その際のプロモーション活動のこと。韓国では新曲発売後、一定期間新曲をテレビで披露し、プロモーションを行う。カムバの際の音楽番組やイベントに出る期間以外は、表舞台に出る機会は激減する。日本のようにシングルを数枚だしてアルバムを出す、ということはなく、CDを出す間隔が長くなるため、「音楽シーンに戻ってきた」という雰囲気になる。
◇チッケム
いわゆる”推しカメラ”のこと。K-POPでは音楽番組の映像を、無料で公式がYouTubeにアーティストごとに切り出し、アップロードする。通常の映像はメンバー全員を映しているが、チッケムは各メンバー1人だけを追って映している。元々は「ファンが直接撮影した映像」を意味する文の略語。
◇ヨントン
韓国語で映像通話=ヨンサントンファの略。ビデオ通話のこと。コロナ禍によりサイン会や握手会など、直接の交流ではなくオンラインでの交流イベントが多くなっている。K-POPが始めた、テレビ通話でメンバーと世界のファンが交流できる特典ファンサービス。