Q&A：K-POPダンスレッスンについて（SHIHO先生）

Q1. K-POPダンスはなぜこれほど人気があるのでしょうか？その魅力や特徴は何ですか？

• A1. K-POPダンスは、単にアーティストのミュージックビデオを見るだけでなく、ダンスプラクティス動画や、K-POPアイドル同士の「踊ってみた」動画が多数公開されたことで、より身近な存在になりました。誰もが「踊ってみたい」と思えるようなキャッチーな振り付けが多く、アーティスト側もファンと一緒に楽しむためのコンテンツを多く提供しているため、見るだけでなく実際に踊る人が増え、人気に繋がっているのだと思います。

Q2. 独学で動画を見て練習するのと、スクールで習うのとでは何が違いますか？

• A2. 動画での独学でも基本的な動きは習得できますが、スクールではより細かいニュアンスやリズムの取り方、体の使い方など、動画だけでは伝わりにくい部分を直接指導してもらえます。例えば、「リズムがダウンで入っている」「胸だけでなく首も使う」といった、ダンスの基礎となる部分です。
• また、独学では気づきにくい自分の癖や改善点も、講師が直接アドバイスすることで効率的に上達できます。自宅では難しい鏡を使った練習もスタジオなら可能ですし、その場で疑問を解消できるのも大きな違いです。

Q3. ダンスの経験が全くない超初心者でもレッスンについていけますか？

• A3. はい、もちろん大丈夫です！「右に動く」「左に動く」といった基本的な動きや、キャッチーな手の振り付けだけであれば、初心者の方でも十分に習得可能です。
• ただし、プロのK-POPアイドルのように完璧に踊りこなすには、ある程度の時間と継続的な努力が必要になります。最初は少しずつ、楽しみながらステップアップしていきましょう。

Q4. 初めてレッスンに参加する際に準備しておくべきことはありますか？

• A4. 特別な準備は必要ありません。「踊りたい」という気持ちがあれば十分です。
• 動きやすい服装と靴があれば、すぐにでも始められますよ！

Q5. 初心者向けのクラスのレッスンはどのような流れで進みますか？

• A5. 私のクラスでは、K-POPアーティストになりきって踊りたいという方が多いため、ストレッチの後すぐに振り付けに入ります。K-POPダンスには様々な要素が含まれているので、曲によっては特定のステップ（例：ハウスというジャンルで使用されるのステップ）を最初にレクチャーすることもあります。
• レッスンでは、完璧にできなくても気にせず、楽しくキャッチーな部分が踊れるように心がけて指導しています。
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Q6. 初めてスクールに来る生徒さんの不安に対して、どのようにフォローしていますか？

• A6. 生徒さんのタイプに合わせてサポートしています。積極的に話しかけてほしい生徒さんには、休憩時間などにさりげなく声をかけたり、「ここ、もう少しこうした方が良いよ」といったアドバイスをします。
• 一方で、自分のペースで練習したい生徒さんには、あえてそっとしておくこともあります。例えば、後ろの列で集中して踊りたい方には、無理に前列への移動を促したりはしません。

Q7. クラスで自分だけ振り付けについていけない場合、講師としてどんなサポートをしますか？

• A7. 他の生徒さんの進度もあるため、ある程度はクラス全体に合わせてレッスンを進めますが、苦手そうな部分があれば、個別に「このステップはこっちの足だよ」や「このタイミングだよ」といった具体的なアドバイスをします。一人ひとりの様子を見て、必要な時に声をかけるようにしています。

Q8. ダンスは基礎が大事とよく言われますが、K-POPダンスの上達に必要な基礎とは何でしょうか？

• A8. K-POPダンスはグループによってヒップホップ、ジャズ、バレエなど様々な要素が含まれるため一概には言えませんが、最低限、ヒップホップの「ダウン」と「アップ」のリズムが取れると、多様なK-POPダンスに対応しやすくなるでしょう。

Q9. K-POPダンスを踊るために筋力トレーニングや柔軟ストレッチは必要ですか？

• A9. はい、必要だと思います。K-POPアイドルは体が柔らかく可動域が広い方が非常に多いので、彼らのダンスを真似るには柔軟性が大切です。また、怪我の予防のためにも柔軟は重要です。
• 最近のK-POPはテンポが速い曲が多く、ターンなどで体幹が鍛えられていないとついていくのが難しい場面も出てきます。キレのあるダンスを踊るためにも、筋力トレーニングや体幹の強化は非常に有効です。

Q10. レッスン以外の自主練習では何をすると効果的でしょうか？

• A10. 自分の「できていないところ」を重点的に練習することが大切です。ただ漫然と曲を流して繰り返し踊るのではなく、できていない部分を明確に把握し、そこを集中的に練習しましょう。
• 私個人的にはゆっくりとしたテンポでの練習はあまり好みませんが、できていない部分の習得に限っては、ゆっくりとした音で音と振り付けのタイミングをしっかり確認し、体に覚え込ませることが重要です。その後、通常のテンポで踊れるようにし、さらにその部分への入り方や次の振り付けへの繋ぎ方を練習していく、という段階的な自主練習が効果的です。

Q11. リズムの取り方が分からず、曲に合わないと悩む初心者にはどんな練習法を勧めますか？

• A11. リズムにはダウン、アップ、前乗り、横乗りなど様々な取り方があり、これらが反対になってしまうと曲に合わなかったり、次の振り付けに入りにくくなることがあります。
• レッスンでは、「ここは膝を曲げるんだよ」「体を前に倒すと次の動きに入りやすいよ」といったように、体の使い方とリズムの関連性を具体的に説明し、声かけを通じてサポートしていきます。

Q12. 振り付けを覚えるのが苦手な人に対して、効率的な振り付け習得のコツはありますか？

• A12. 私の師匠から教わったことですが、「振り付けは足から覚えると良い」と言われています。私も足のステップから覚えるようにしています。手の動きは後から付け加えるイメージです。
• K-POPダンスには、足のステップに連動して自然と腕が動くような振り付けも多いです。まずは足の動きをしっかり覚えることで、全身の連動がスムーズになり、手の動きも自然についてきやすくなります。手の動きが苦手でも、足のステップができていれば、体が自然と動く感覚を掴めるでしょう。

Q13. K-POPアイドルのようにキレのあるダンスを踊るには何がポイントでしょうか？

• A13. やはり、筋力と体幹の強さが重要です。体幹がしっかりしていると、体のブレが少なくなり、キレのある動きに繋がります。K-POPアイドルは体が非常に軽い印象を受けるので、自分の体のバランスの取り方がとても上手なのだと思います。

Q14. 初心者はまず簡単な曲から始めた方がいいのでしょうか？

• A14. いいえ、そんなことはありません！ご自身が一番テンションの上がる曲や、好きなグループの曲から始めるのが一番だと思います。好きな曲だからこそ、熱中して上達も早まりますよ。

Q15. K-POPのボーイズグループとガールズグループではダンスのスタイルが違うものですか？

• A15. はい、少し違いがあると思います。似ているジャンルもありますが、一般的にボーイズグループはヒップホップ調の、膝を深く曲げるような力強い振り付けやアクロバティックな要素が多い傾向があります。
• 一方、ガールズグループは上半身の動きや表情、髪の毛が美しく見えるような振り付けが多く、可愛らしさを強調するようなものが目立ちます。

Q16. 男性が女性アイドルのダンスを踊ったり、女性が男性グループの振り付けに挑戦することもありますよね。性別に関係なく好きな曲で踊りたいという場合、何かアドバイスはありますか？

• A16. 女性が男性グループの振り付けを踊る場合、特に難しさはないと感じます。しかし、男性が女性アイドルの振り付けを踊る場合、女性特有の腰の柔らかさや、腰を反らせるような体の使い方が求められる振り付けが多く、男性にとっては少しやりづらいと感じるかもしれません。
• 性別に関わらず好きな曲に挑戦するのは素晴らしいことです。性別による身体的な違いを理解した上で、自分なりに表現することを楽しんでください。

Q17. レッスンでは最新の流行曲や人気曲の振り付けも教えてもらえますか？

• A17. はい、もちろんです！講師も常に最新の流行を追いかけ、人気のK-POP曲の振り付けをレッスンに取り入れていますのでご安心ください。

Q18. 子どもの生徒さんを指導する際に心がけていることは何ですか？

• A18. 子どもたちを指導する上で一番心がけているのは、「怒らない」ことです。何か指摘したい時も、「ここはこうした方がもっと良くなるよ」といったように、言葉を選んで伝えるようにしています。
• 子どもたちのモチベーションを下げず、ダンスが「嫌だな」という思い出にならないよう、言葉遣いや接し方には特に気をつけています。

Q19. 社会人や30代、40代以降の大人になってK-POPダンスを始める方もいらっしゃいますか？長く続けて上達するためのアドバイスがあればお願いします。

• A19. はい、たくさんいらっしゃいます！大人の生徒さんの多くは、「ダンサーになりたい」というよりも、「K-POPが好きだから」「趣味として楽しみたい」という方がほとんどです。
• 長く続けて上達するためには、何よりもダンスの時間を心から楽しむことが大切です。覚えが苦手な方や、なかなか上達を実感できない方には、「ソーラン節に見えるよ！」といったように、面白おかしく、ポジティブな声かけを心がけています。できないことを指摘するのではなく、楽しんで続けられるような環境を提供することが重要だと考えています。

Q20. K-POPダンスを習うことで得られる健康面・精神面での効果にはどんなものがありますか？

• A20. 健康面では、ダンスは全身運動なので、今まで運動習慣がなかった方や運動が苦手な方でも、体を動かす良いきっかけになります。運動は健康維持に非常に有効です。
• 精神面では、好きなK-POPの曲に合わせて体を動かすことで、幸福感が高まると思います。好きなことをして「幸せホルモン」が出ているのではないでしょうか。ストレス解消にも繋がり、心身ともにリフレッシュできるでしょう。

Q21. 指導を続けていく中で、講師としてやりがいを感じるのはどんな瞬間ですか？

• A21. 生徒さんから「楽しかった！」と言ってもらえた瞬間ですね。レッスンの後や発表会の後にそう言われると、「やっていてよかったな」と心から思います。皆さんの楽しい瞬間に携われることが、私にとって本当に幸せです。

Q22. これからスクールや講師を選ぼうとしている初心者に、良いスクール・良い先生の見極め方をアドバイスしてください。

• A22. 「この先生かっこいいな」「素敵だな」と、ご自身が純粋に魅力を感じる先生を選ぶのが一番です。直感を信じて、ピンとくる場所や人を見つけてみてください。

Q23. 練習してもなかなか上達を実感できないとき、どのようにモチベーション維持やスランプ克服をサポートしますか？

• A23. リズムが取れない、振り付けができないといった具体的な悩みには、その方の体型や歩幅に合わせた「もう少し足を閉じた方がいいよ」といった具体的なアドバイスをします。
• また、「憧れのアイドルに近づきたい」という方には、本人の映像と比べて「本人はもう少し手を上げているよ」「もう少し体を低くしているよ」など、非常に細かい視点での比較とアドバイスをすることで、上達へのヒントを与え、モチベーションを維持できるようサポートします。

Q24. 発表会やイベントへの参加は、初心者にとってプラスになりますか？

• A24. はい、とてもプラスになると思います！講師だけでなく、同じ趣味を持つ仲間と出会い、一緒に目標に向かって練習する時間はかけがえのないものです。発表会やイベント後、生徒さん同士が仲良くなって交流している姿を見ることもよくあります。ダンスだけでなく、素敵な出会いを通じて人間関係が広がる良い機会にもなりますよ。

Q25. 生徒さんがK-POPダンスを始めるきっかけ・目的にはどんな傾向がありますか？

• A25. お子さんの場合は、「ダンサーになりたい」「アーティストになりたい」といった将来の夢や、親御さんの勧めがきっかけになることが多いようです。
• 大人の場合は、「このグループが好き」「この曲を踊ってみたい」といった純粋な「好き」という気持ちから始める方がほとんどです。最近では、ライブ会場での「ダンスチャレンジ」のように、アーティスト側からファンにダンスを促す機会も増えているため、「ライブで急にカメラに抜かれても踊れるようになりたい！」といった目的でレッスンに来る方もいらっしゃいますね。

Q26. 指導する上で、先生が常に大切にしているモットーや指針は何でしょうか？

• A26. ダンスには「正解」がないと思っているので、生徒さんのダンス表現を頭ごなしに批判することは絶対にしません。もちろん、発表会などで統一感を出したい場合は「こうした方が良いよ」といったアドバイスをしますが、それは「私だったらこうするかな」という提案の形を取ります。
• K-POPダンスは、原曲のアーティストの振り付けがあるため、それに近づけるための指導はしますが、生徒さんの自由な表現を尊重し、伸ばしていくことを大切にしています。

Q27. K-POPダンスに興味はあるものの一歩踏み出せずにいる初心者の方々へメッセージをお願いします。

• A27. K-POPダンスのレッスンに来てくださる方の半分以上は、ダンス経験がない初心者の方です。「好き」という気持ちが先行して始める方がほとんどなので、ぜひその気持ちを大切に、一歩踏み出してみてください。
• 「好き」という気持ちがあれば、きっと楽しく続けられます。私たちと一緒に、憧れのK-POPアイドルになりきって、ダンスを楽しみましょう！